冊子作成について

パンフレットの中で、一番メジャーなものはA3の二つ折り(仕上がりサイズがA4)だと思います。
A4が表面に2ページ、裏面に2ページの合計4ページとなります。
表紙があって中面2ページに会社やサービスなどの紹介や情報を入れて、裏面は会社概要などを記載することが一般的なレイアウトになります。

企業様や商品、サービス内容によっては上記のサイズでは足りなくなる場合は、A4を表面3ページ、裏面3ページの合計6ページにして、三つ折りにしたり、A4を表面4ページ、裏面4ページの合計8ページにして、観音開きにしたりと、ページを増やすことが出来ますが、8ページ以上にする場合は、冊子(小冊子とも言います)タイプになります。冊子にもいくつか種類があるのでまとめてみました。

ページ数が少ない冊子におすすめ!中綴じ冊子

中綴じ冊子とは用紙をページ数によって複数枚重ねて、中心にホチキスで留めることを言います。
仕上がりサイズがA4の場合はA3の用紙を重ねて綴じていきます。
2枚なら8ページ、2枚なら12ページとなり、表紙、裏表紙も含めて、4の倍数になりますので、8ページ、12ページ、16ページ、20ページ、24ページ・・・と情報量によって、ページ数を自由に増やすことができます。
何ページまでホチキス留めが有効かというと、紙の厚さや印刷会社によって異なってきますが、
96ページでも中綴じが可能な印刷会社もあります。見栄えや料金については表でまとめてましたのでご参考ください。
(8ページを制作する場合は、観音開きと中綴じ冊子で迷う方もいらっしゃいますが、記載する内容やデザインによってどちらが見やすいか検討が必要になってくるので、8ページをお考えの方はお気軽にご相談ください。)

針金や糊を使用しないスクラム製本

中綴じ冊子のように用紙を重ねるタイプの冊子でスクラム製本というものもあります。あまり聞き慣れないかもしれませんが、新聞のように、用紙を重ねていても、ホッチキスで留めない状態のことを言います。
二つ折りを重ねたり、チラシのようにペラの用紙を挟み込むことも可能です。主に会報誌や広報誌、フリーペーパーや通販会社の商品案内などにも使用されます。バラバラになってしまうデメリットもありますが、デザインによっておしゃれに仕上がりますね。(ちなみに今年の初めてに行った、舞台のパンフレットもスクラム製本でおしゃれでした。)

見栄えは一番!無線綴じ冊子

他に無線綴じというのもあります。無線綴じは背の部分を糊で接着して製本します。主にページ数が多い場合に制作することが多いですが、20ページなどのページ数が少ない場合でも無線綴じにすることが可能です。
また、中綴じ冊子と比べて見栄えが良いので、カタログや写真集、本などにも使用されます。料金も例えば、同じ20ページでも中綴じ冊子より無線綴じ冊子の方がコストが上がることが多いです。
ですので、その冊子そのものを販売する場合は無線綴じ製本に。会社案内や商品案内、サービス案内には中綴じ冊子がおすすめです。
冊子作成の種類

主な冊子の種類

中綴じ製本無線綴じスクラム製本
ページ数4の倍数。8ページから96ページくらいまで可能。(印刷会社によって異なる)
偶数ページ。主にページ数が多い場合。二つ折りにすれば4の倍数。ペラを挟み込むことも可能
コスト安い高め安い
見栄え
その他一番メジャーな冊子。会社案内やサービス、商品案内に。表紙を厚めの紙にしたり、加工することで見栄えもUPします。見栄えが良く、写真集や作品集、本など販売するもに使用されることが多い。上質紙などの薄めの紙を使用してもデザインによっておしゃれに仕上がります。

では中綴じ冊子でも見栄えを良くするには?

印刷加工の記事にも書いていく予定ですが、表紙のみの紙の厚さを変えたり、表紙のみをコーティング加工したりとプラス加工をしていけば、見栄えも良くなってきます。ですが、デザインデータネットでは表紙のデザインでも十分見栄えを良くすることができるので、『こんなデザインにしたいんだけど』とか『このサービスに合う表紙デザインにしたい』などなど、デザインのご要望もお気軽にお伝えくださいね。

冊子作成をしたいけど何ページにしたら良いか分からない場合は?

デザインデータネットのお問い合わせやご注文で『冊子にしたいけど、ページ配分が分からない』『用意している情報量で何ページくらいになるか分からない』『サイズに悩む・・・』と言った、ご相談もあります。読み手にとって見やすくすることが一番大切なのでページ配分は重要になってきますので、載せたい情報をお知らせいただければ、ご提案もさせていただいております。