前回パンフレットや会社案内におすすめの紙を書きましたが、今回はオプション加工について書きたいと思います。パンフレットや会社案内をはじめ、冊子やカタログなどその企業様や店舗様の顔となる販促は、長期間使用することも多いことから、チラシやフライヤーとは異なる厚めの紙で印刷がすることが多いと思います。
厚めの紙以外にも高級紙で印刷したりする方法などがありますが、他とは違うパンフレットを作成したい場合はオプション加工といった様々な加工をプラスするのがいかがでしょうか?
オプション加工とは通常の印刷にプラスアルファするわけですが、印刷会社さんはもちろん、印刷通販やネット印刷でも様々なオプション加工が可能です。
もちろん、印刷会社さんや加工によって料金は異なりますが、低コストで加工する工程もあるんですね。
いくつかご紹介したいと思いますが、今回はPP加工についてまとめてみました。
耐久性もアップするコーティング加工
カタログや冊子など、ページ数が多い場合は表紙と中ページに紙が異なるものを見かけたことがあるかと思います。
ページ数が多くなると表紙・裏表紙と中ページが同じ紙(共紙)だと耐久性が劣るので切れやすくなってしまうんですね。
そんな時は表紙・裏表紙のみをコーティング加工するのがおすすです。PP加工とも言いますが、紙と薄いフィルムを圧着して貼り付ける加工です。ツヤ感のあるタイプ(グロスPP)の方が多いですが、マット調の加工(マットPP)もあります。また、ホログラム加工も可能な印刷会社さんもあります。インパクト重視のしたい方にはホログラム加工も良いですよ。
これらの加工は印刷通販会社やネット印刷でもオプションとしてある一般的にある加工です。料金もオプション加工の中では低コストでできます。なお、ツヤ感ある加工の方がマット加工よりも料金が下がります。
これまで様々な業種の販促や広告を作成しておりますが、マット感あるコーティング加工はおしゃれな仕上がりになるのでおすすめですね。アパレルや美容系の会社案内やブライダル系のパンフレット高級ホテルの案内なども素敵な仕上がりになります。
ツヤ感のあるグロスPPは雑誌や同人誌印刷でも多いですね。
なお、PP加工はパンフレット以外にもカードやポスティングチラシやポスターに使用することがあります。
カードは会員証だったり、ポスティングチラシも保存してもらいたい内容のチラシ・・・例えば、飲食店のテイクアウトのメニューやリフォーム業者の料金表などちょっと冷蔵庫にでも張っておいて欲しいなど今すぐではなくても、取っておいてもらえるチラシを作りたい場合はおすすめです。
ポスターは部数が少ない場合はオンデマンド印刷で印刷するのですが、その場合はPP加工をした方が長く使用できるので、弊社でも印刷を含んだご依頼の場合は、少部数のポスター作成時にPP加工を必ずプラスするようにしています。
pp加工(コーティング加工)
コスト | 見栄え | プレミアム感 | おすすめポイント |
---|---|---|---|
〇 他のオプションに比べると料金が安い | 〇 鮮やかなデザインや表紙面が写真を使用したデザインなどにおすすめ。マット感あるタイプはパステル調のデザインや女性ターゲットの業種におすすめ | △ オプション加工の中でも比較的多く使用されている | 耐久性があるのでページ数の多い冊子やカタログ、パンフレットに最適 |
他にも角丸加工や箔押し、エンボス加工、型ぬき(トムソン加工)などパンフレットや会社案内におすすの加工があるので、また次回に書きたいと思います。